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2017.10.25 全学科

【エアライン・観光科】脱コモディティ化のための体験型マーケティングって?~とんがった商品って何だろう~

今回は、トラベルコースの授業から抜粋してご紹介したいと思います。

まずは、「コモディティ」から

コモディティとは、経済価値の同質化を意味し、差別化が困難(個性がない)状況を示す言葉です。結果として、価格競争に陥ることも少なくありません。「おんなじだったら、安い方がいいよね」ってことです。

そんな、「価格競争から、脱するためにどーする?」って考えるのが、「脱コモディティ」です。

 

脱コモディティの方法の一つとして、「体験価値マーケティング(4E)」があります。

4Eとは、

①Entertaiment(娯楽性)

②Esthetic(美的要素)フォトジェニック

③Escape(非日常)

④Education(教育的要素)

以上4つの要素を体験型商品の中に盛り込むことによって、コモディティから脱することができるという考え方です。

 

これから砥部町を舞台として、着地型の観光商品を開発します。

その切り口として、上述4Eを意識して企画しますよ。

特に、フォトジェニックって今どきの価値観ですよね。

インスタ映えする場面とか、対象物をプログラムに盛り込むこと。

そんなところも、意識しながら、考えないといけませんね。

 

 

おまけ

脱コモディティは、とんがった商品を開発することだと言えます。

それと同様に、社会や企業から求められる人材も、

とんがった(オンリーワンな)人だと言えるのではないでしょうか。

 

どうしてでしょう。

高度成長期の我が国は、先進国に習いながら、より効率的にモノを生産して経済成長してきたわけですが、先進国の仲間入りをして成熟期になると、効率だけでは成長できません。

とかく、イノベーションの時代だと言われますが、過去の成功事例や習慣にとらわれず、新しい発想やアイディアをもって、チャレンジすることが求められています。

 

さて、とんがった人になるための、具体的な方法についてです。

「1万時間の法則」ってのがあります。

何かに1万時間没頭する。

そうすれば、何か、とんがったことができるはず。

 更に、それを複数つくること。

とんがったものが3つもあれば、かなりのとんがり具合でしょう。

 

・例えば、高校の部活。

 1万時間没頭すれば、チームビルディングを経験的に習得できるかもしれません。

・そして、進学後の専門領域。

 1万時間没頭すれば、卓越した専門性が身につくかもしれません。

 ・更に、就職。

 1万時間没頭すれば、専門性にビジネススキルがオンできるでしょう。

 

ちなみに、1万時間は、毎日10時間やれば、3年弱。

 仕事のタームで1日8時間だとすると、5年程度になります。

さて、学生諸君、何が、どれだけ、とんがっただろうか。

とんがった頂点が高ければ高いほど、すそ野が広がり、できる領域も広がっていきます。一つひとつ、積み上げていきましょう。