朗読の作品選びをしています。
宮沢賢治の「ざしき童子のはなし」を読み進めていたら
どういう意味だろう?と思う箇所がありました。
ところがほかの子供らは、いままで祭りを延ばされたり、鉛の兎を見舞いにとられたりしたので、なんともおもしろくなくてたまりませんでした。
鉛の兎を見舞いにとられるってどういうこと???
早速インターネットで検索?
この時代(1926年発表の作品)鉛で作られた玩具がよく出回っていたそうで
この子供たちは、はしかにかかった子供の見舞いに鉛の兎をとられてしまったので
自分たちはおもしろくなかったんですね。
一見「???」な文章も
時代背景を知って探ってみると
子供たちの可愛らしい心情を読み解くことができます。
よしそのシーンのイメージを膨らませることで
活字を声に乗せた「音」はまた違った響きを届けることでしょう。
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